
SeAZ
SeAZ
画像
概要
SeAZ は、ロシアを拠点とする サイクルカー・マイクロカー メーカーです。
同社はモスクワ州セルプホフにかつて存在し、ソ連の社会保障制度と深く紐づいた特殊モビリティを生産した自動車メーカーです 。ソ連時代は「SMZ(セルプホフモーターサイクル工場)」として、戦争負傷者や障害を持つ人々向けの特殊サイクルカーを製造しました 。これらは通称「インヴァリトカ」と呼ばれ、社会福祉局を通じて障害者に一定期間無償で給付される独自のシステムを採用していました 。手動ステアリングや特別なレバーアクセルなど、障害に合わせた特注のアシスト機構が、強靭な二輪エンジンの技術を応用して構築されました 。1980年代後半には、最大手アフトワズの国民車「オカ(Oka)」の本格量産ラインを全面委管され、大衆車メーカーへの脱皮を図りました 。
日本での位置づけ
日本未発売
主な販売地域
欧州
代表モデル
SMZ S-3D:簡素なオートバイ用エンジンをリアに搭載し、不整地での優れた扱いやすさを確保した福祉車
SeAZ Oka:ロシアの狭い路地での扱いやすさと、類を見ない超低燃費設計で若者層にも愛されたマイクロカー
SMZ S-3A:ソ連映画の名シーンに登場し、多くの障害を持つ退役軍人に自由の足を提供した愛くるしい歴史的名車
参考: Wikipedia(SeAZ)
ブランド背景・歴史
1939年、旧ソ連の軽工業人民委員会の国営命令により、モスクワ州セルプホフに小型二輪車部品用の生産工場が設立されました 。第二次大戦後の1952年より、大戦で負傷した多くの兵士らの移動の権利と社会復帰を支えるため、3輪福祉車「S-1L」の製造に入りました 。1958年にロールアウトした4輪の「S-3A」は、ソ連を代表する映画に登場するなど、共産圏の日常を彩る名車となりました 。1970年からは直線的な補強スチールボディを搭載した「S-3D」の量産を開始し、1997年の最終製造まで27年間にわたり福祉を支えました 。1980年代末に近代化プロジェクトに参画して商号を「SeAZ」に改め、アフトワズ設計の超小型乗用車「オカ」の生産を開始しました 。しかしソ連崩壊後の福祉補助システムの大幅変更と、海外の安い中古車の大量流入を克服できず、2013年に正式に破産しました 。
出典・参考: Wikipedia(SeAZ)
