SAIC (上汽)
読み方
えすえーあいしー
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説明
概要
SAIC Motor Corporation Limited(上海汽車集団股份有限公司、上汽集団)は、1955年に中国・上海市で、上海市政府主導の国有企業として設立されました。前身は「上海汽車装配廠」で、輸入車の組み立てから事業を開始しました。現在は中国最大の自動車メーカーであり、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズとの合弁事業を通じて中国自動車産業の発展を牽引してきました。2023年の年間販売台数は約502万台で、中国自動車メーカー売上高第1位の座を維持しています。
創業と発展の歴史
1958年に中国初の国産セダン「鳳凰」を製造し、上海を代表する自動車メーカーとしての地位を確立しました。1984年にフォルクスワーゲンとの合弁「上海大衆(現・上汽大衆)」を設立し、「サンタナ」の現地生産を開始しました。これは中国初の本格的な外資系自動車合弁企業であり、中国自動車産業の近代化の出発点となりました。1997年にゼネラルモーターズとの合弁「上汽通用(SAIC-GM)」を設立し、ビュイック・シボレー・キャデラックの現地生産を開始しています。2007年に自主ブランド「栄威(Roewe)」「名爵(MG)」を展開開始しました。
技術革新への挑戦
自主ブランド「MG」をグローバルEVブランドとして再構築し、「MG4 EV」が欧州市場で大ヒットしています。高級EVブランド「智己(IM Motors)」「飛凡(Rising)」を展開し、プレミアムEV市場にも参入しています。燃料電池車の開発にも注力し、「EUNIQ 7 FCEV」を発売しています。商用車分野では「上汽大通(MAXUS)」ブランドで電動バン・電動バスを展開しています。
グローバル展開
MGブランドを中心に欧州・東南アジア・オーストラリア・中東市場への輸出を急拡大しています。2023年の海外輸出台数は約120万台で、中国自動車メーカー輸出台数第2位となっています。タイ・インドネシア・インドに海外工場を持ち、現地生産も拡大しています。英国には「MG Motor UK」を置き、欧州市場での販売・マーケティングを統括しています。

