Kapi

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概要

Kapi は、スペインを拠点とする 自動車 メーカーです。
Kapiは、第二次世界大戦後のバルセロナに一時的に誕生し輝きを放った、伝説的マイクロカーメーカーです。元陸軍大尉のフェデリコ・サルダーニャが、困窮する国民に安価な移動手段を提供する志から創業しました。モンテサの二輪エンジンやイスパノ・ヴィリアーズの汎用2ストロークを巧みに流用したのが特徴です。ミニチュアの軍用ジープのルックスを模したJIPなど、極めて愛らしく個性豊かなモデルを世に放ちました。イタリアのバブルカーデザインをいち早く取り入れ、スペインの陽気な気候に合わせた独自架装を行いました。1956年に操業を終了したため現存車両は極めて稀少であり、世界のマイクロカーコレクターの憧れの的となっています。

日本での位置づけ

日本未発売
Kapi Chiqui / 欧州 / 流線型の流麗な流れるようなシェルを持ち、後1輪配置を特徴とする愛らしい三輪マイクロカー
Platillo Volante / 欧州 / 宇宙時代への夢を形にし、文字通り「空飛ぶ円盤」をデフォルメした流線型のバブルクーペ
M190 / 欧州 / メルセデス・ベンツ190SLのデザインを極小サイズへ忠実に縮小デフォルメした奇想天外なマイクロボディモデル

主な販売地域

欧州

代表モデル

Kapiscooter:モンテサ製125ccエンジンをフロントに配し、前1輪・後2輪で稼働するオープンマイクロカー
JIP:本格的なスチールシャシーを用い、アメリカ製ミリタリージープを精巧に縮小したスモール四輪モデル
Chiqui:バブル型の流線型ボディが美しく、スペイン国内の若者の間で人気を集めた歴史的三輪マイクロカー

参考: 公式サイト

ブランド背景・歴史

サルダーニャ大尉が戦時中の体験や移動に関するアイデアを雑誌等に公開したことが、Kapi創設の基礎となりました。1950年にバルセロナで製造を本格化すると、資材制限のある困難な時代を乗り切るため独自のノウハウを蓄積します。複雑な金型金型を使用せず、職人の手によるスチール鋼板の叩き出しによってさまざまなボディバリエーションを具現化しました。本格的なジープデザインの「JIP」は、サルダーニャのミリタリーの知見が反映された傑作であり、世界に数台しか現存しません。当時のスペインにおける厳しい経済統制下であっても、サルダーニャは常に遊び心に満ちたデザインを形にし続けました。しかしSEATによるフィアット・ライセンス生産の大衆車の台頭に押され、ブランドは1956年に短くも華麗な生涯を閉じました。

出典・参考: 公式サイト