BAIC (北汽)

読み方

びーえーあいしー

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説明

概要

BAIC Group(北京汽車集団有限公司、北汽集団)は、1958年に中国・北京市で、北京市政府主導の国有企業として設立されました。設立当初は「北京汽車製造廠」として、主に軍用車両とジープの製造を行っていました。1960年代には中国で最初のジープ型車両「北京212」を生産し、人民解放軍の主力車両として採用されました。現在は乗用車、商用車、新エネルギー車を手掛ける中国有数の総合自動車グループであり、首都北京を代表する国有自動車メーカーとして重要な地位を占めています。

創業と発展の歴史

1958年の設立後、ソ連の技術支援を受けてオフロード車両の製造を開始しました。1984年にアメリカのAMC(後にクライスラーが買収)との合弁で「北京ジープ」を設立し、ジープ・チェロキーの現地生産を開始しました。これは中国初の外資系自動車合弁企業であり、改革開放政策の象徴的なプロジェクトでした。2002年に現代自動車との合弁「北京現代」を設立し、乗用車市場での地位を確立しました。2009年にはメルセデス・ベンツとの合弁「北京奔馳」を設立しています。

技術革新への挑戦

EV専門子会社「北汽藍谷新能源(BAIC BluePark)」を設立し、「ARCFOX(極狐)」ブランドで高級EV市場に参入しています。ARCFOX αSは華為のインテリジェントドライビングシステムを搭載し、先進的な自動運転機能を提供しています。商用車分野では「北汽福田(Foton)」ブランドで燃料電池トラックの開発を進め、北京冬季オリンピックでは燃料電池バスを提供しました。

グローバル展開

メルセデス・ベンツ、現代自動車との合弁事業を通じて多ブランド戦略を展開しています。自主ブランド車はアフリカ・中東・東南アジア市場への輸出を行っています。2023年の年間販売台数は約170万台で、中国自動車メーカーの中で上位に位置しています。北京2022年冬季オリンピックの公式パートナーとして、大会用車両を提供しました。