Dat Bike

読み方

だっとばいく

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説明

概要

Dat Bikeは、ベトナム・ホーチミンを本拠に置く電動バイク専門メーカーです。2018年に設立され、同年に第1号モデル「Dat Bike Weaver」を発表しました。創業者のスン・グエン氏は、ベトナムの都市部における排気ガス問題と燃料コストの高騰を背景に、よりクリーンで経済的な移動手段を提供すべく起業しました。現在では、Quantumシリーズ(S1/S2/S3)を主力モデルとして展開し、2025年時点で年間販売台数は2万台を突破しています。

創業と発展の歴史

創業当初、Dat BikeはHo Chi Minh Cityの一角にある小さなワークショップで、手作業でプロトタイプを組み立てていました。2019年、シードラウンドで500万ドルを調達し、量産体制を整備。2020年には、ベトナム政府の「Green Transport Support Program」に選定され、EV補助金対象メーカーとして認可を受けました。2022年には、ハノイとダナンに本格的なショールームを開設し、全国23箇所に無料充電スポットを設置。2024年、第2工場をベンチャー経済特区内に新設し、年産能力を5万台に拡大しました。

技術革新への挑戦

Dat Bikeの最大の特徴は、独自開発の「Dat Drive System」を採用した高性能モーターと、2.8 kWhのリムーバブルバッテリーです。Quantum S3は、一回の充電で最高200 km(WMTC基準)を走行可能で、0–50 km/h加速は3.9秒を達成。バッテリーは家庭用コンセントで約3時間で満充電となり、リムーバブル式による交換も可能です。また、Bluetooth 5.0対応のスマートキー、OTAアップデート対応の7型TFTメーター、IP67防水モーターなど、スマートフォン連携も可能な次世代機能を搭載しています。

グローバル展開

2023年より、タイ・バンコクに現地法人を設立し、東南アジア市場への本格進出を開始。2024年には、EVに優遇関税を適用するEUとのEPAを活用し、ポルトガルとオランダに試験輸出を実施。2025年には、インド・バンガロールにR&Dセンターを開設し、現地化された右舵モデルの開発を進めています。今後5年間で、東南アジア5カ国とEU3カ国への輸出を目指し、年間輸出台数10万台を目標に掲げています。